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小6むすこが珍しく怒っている。
あんなによくしてくれている先生の事を「むかつく」とも言っています。
それはどんな内容かと聞くと、、、
「タブレット(Chromebook)のドリルパークを終わってないものは全部やれってだって、終わらなければ居残り!」
真に受けています。
むすこのChromebookを開くと、「1年生」の教材が開かれています。
「何で、1年生の開いてるの? え?まさか、1年生から全部やれって事??」
「そーっす。だって先生が卒業までに1年生から全部やれって言うだもん。」
「何それ??誰もやっていないんじゃない??」
「わからないけど、やれって。ほんとむかつく。」
思春期の坊ちゃんが、「むかつく」と言うことばを覚えて来てそれに笑ってしまいました。
それで、いくらなんでも1年生の事はわかっているむすこです。
時間がもったいないし、更にめんどくさいことをやらせても精神的にもよくありません。
「そんなもん、やらなくていいよ。」
そうひと言、声をかけて目の前にある課題に安心して取り組むように伝えました。
先生も大変なんだよ
宿題が終わってからもこの「ドリルパーク」について語るむすこ。
「もう、本当に先生何考えてるんだろ!突然「全部」やれって言うんだ。居残りなんか絶対やだ!」
居残りすると、学校から解放されないし、遊ぶ時間が無くなるので、居残り課題は本当に嫌がります。
「それね、いままでドリルパークやれって言われなかったでしょ。きっと、活用している人が少ないから、先生が上の上のそのまた上の、先生を管理する人から言われたんだよ。」
「だれだ!それ。」
「おとうちゃんはわからないから、本当の事は先生に聞いてごらん。せっかくドリルパークを入れてあっても活用してないとなると、その分のお金が無駄になるじゃん。ドリルパークを決めた人が、恰好がつくぐらいの活用数を欲しい人がいるんだよ。」
「それは、〇〇先生?(校長)」
「いいや、校長先生を管理するところじゃない。」
「じゃあ、区役所か!畜生!!」
「わからん。都庁かもしれないけどね。とにかく、先生は辛いんだよ。みんなにこうやって文句言われてさ、〇〇先生(主幹教諭)にも、校長先生にも言われてさ。」
「そうか・・・」
「だからさ、明日先生がドリルパークの話をしたらさ「先生も大変だね」って言ってあげてよ。先生泣くよ。きっと。」
「じゃあ、文句だけは言わないでおこう。」
「そうそう、先生は大変なんだよ。でも、やらなくていいよ。」
先生もどこまで本気言っているのかわかりませんですしね。
自分の主張がことばで言えるようになってきたな
これまでは、こんなにたくさんの課題を与えられると、パニックになって癇癪を起していたむすこです。
先の見通しが立たないものはすごく嫌う特性を持っています。
前は癇癪を起すだけで、ことばで表現できず、ただ涙が出てきて、課題には手つかずでした。
ここ最近は、こうやって自分の感情や主張を口に出して言えるようになってきました。
しかも、文句を言いながら1年生(9割以上終わっている)からの課題に取り組んでいるのはエライと思いました。
バカバカしい話だし、ここでダメージをくらわすわけにはいかない。
そもそも、3年生の終わりに配られたChromebookですので、低学年の問題を手に付けるなんて思いもよらぬことだったと思います。
この話はあまりにバカバカしいので裏を取った訳ではなく、区役所、都庁の話は推測です。
組織である以上当然そんな話が出て来るのは当然だと思ったまでの事です。
それ故に、終わってないからやらせると言うのは、ぼくからみてもおとなの都合にしか考えられません。
そんなにやって欲しいのであるなら、導入時点できちんと授業内で取り組む時間を作る必要があったのかと思います。
とにかく教材を入れて欲しい、無計画なベンダーの方にも問題があります。
むすこは、あー言う特性から素直に取り組もうとしましたが、他の賢い子は鼻から相手にしてないと思います。
こどもは機械ではありません。
ましてや、むすこが先生の指示通りこの教材が終わらなかった時にまた自信を無くすようなことがあったらどう責任を取ってくれるのでしょうか?
あと卒業まで2か月というところで「1年生の課題から全部やっておけ」なんておざなりな対応をしたって、こどもからも見透かされるだけなんじゃないでしょうか?
そんな事を感じた今回のお話しでした。
「やらなくていい。」
あ、そうそう、小3のむすめの方は少しづつやってるみたいですよ。
ブログを通じて念のために関係各署にお伝えしておきます。
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