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「心配でそわそわしちゃう人間」と「ギリギリで解決する人間」

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うちには、2種類の人間がいます。

ひとつめは、「何か気がかりの事があると早く片付けたくてそわそわしちゃう人間。」

ふたつめは、「興味のある色々なことに目移りがして、やらないといけないことをほったらかしにしても、最後にはギリギリで解決してる人間。」

前者は、むすことぼく(父)

後者は、むすめと妻

そんな感じです。

前者の「そわそわしちゃう人間」は、特に締切があるようなものは先に済ませたくて、時間に余裕があったとしても、終わりまでどれだけかかるか読んで処理をすると言うことはなくて、とにかく終わらせないと気が済まない、そんな人間です。

そのせいか、むすこの場合、時間制限のあるものは苦手でした。

学校の「テスト」はもちろん。
計算ドリルみたいなものも、時間を測られると、もう「どうしよう、どうしよう」となって自分の頭からやり方を引き出して解く落ち着きさは無くなっていました。
自分の頭を叩き、えんぴつに噛みつき、消しゴムはいつの間にか小さくちぎられ、筆箱を破壊し、もうどうしようもなかったと思います。

最近は、出来ない問題は飛ばしていいんだと言う事がやっとわかってきたので、落ち着きが出てきましたが、まぁ、去年まではひどい焦りようでした。

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「そわそわしちゃう人間」のこと

スーパーで見かけた勉強用時計兼タイマー? このような機材は絶対天敵だろうな。。。。いらないけど

悪いところ

上記のように、締切のあるものや、時間制限のあるものは異様に嫌い、終わらせることが第一と考えてしまいますので、能力を発揮するも何もありません。

特に、文字読みの不自由さがあるので、基礎的な学習が全く出来ていない状態でありましたので、テストでも簡単な問題も難しい問題も一緒くたにしてしまい、ほとんど全滅でありました。

テストの15点、20点ぐらいは定番でした。

逆に良いところ

学校の時間はかなり早く行きます。
これは、早く行くと校庭でみんなで遊べると言うのがあります。早く行くとサッカーゴールを使えるとかそんな理由です。(早くいかないと遊べない。そんな強迫的な思いがあるのだろうと思います)

宿題を先に終わらせるようになりました。
去年は分からないので逆にやることすらありませんでした。でも、自分でもがんばって基礎的な事がおぼろげにわかってきたようで、問題がわかるようになってきたので、宿題だけは先にやっています。

けじめ人間
やらないといけないことだけは覚えているので、何か用事があってもサッと帰ってきます。
宿題が大量にあると、ともだちと約束して遊んでいても、30分早く帰ってきたりします。
そわそわしながら遊ぶのは好きでない事からのようです。

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「そわそわ」緩和のために

この「そわそわ」は「治そう!」「落ち着こう!」って言ってもこどもにはそうそう治るものではありません。
大人になって自分の意志でなんとかなるかもしれませんが、今のところは無理です。

ぼくは、ディスクレクシアで基礎的なことがわからなかったと言う事と、この「そわそわ」な性格のせいで、テスト、成績がめちゃくちゃで、自信を失っているのではないかと考えました。

そこで、タブレット学習の「すらら」を使って昨年から、「それって、幼児用教育じゃねーか」と言うものから始めました。

  • 授業も、テストも何をやっているのかさっぱりわからない風でしたので、まずは日本語が通じるレベルになってもらうようにする。
  • カタカナ、漢字を少しづつわかるようにする。
  • たし算、引き算をわかるようにする

それをやっていくうちに、簡単な文章が読めるようになってきて、今まで全部同じように見えていたテストでの問題も俯瞰して全体が見えるようになってきたのだと思います。

そんな中、分かる問題、分からない問題。を自分で仕分けして取り組んでいる様子が答案から見られるようになりました。

たし算をひき算を慌てて取り違える事も少なくなりました。

分からないものはいいよ

まだまだ基礎的なものが欠けているので、分からない問題はもちろん出てきます。

それでも、決して「がんばれ、できるまで、がんばれ!」なんてことは言わないで、

「できなくて当然じゃん、習ったばっかりだし。分かるんなら学校行かなくていいよ」

と言っています。

むすこ的には、学校(授業)が嫌いなので「分かるなら学校行かなくていいよ」と言うのが気になるようで、まじに受けているようです。

ただでさえ「そわそわ」して、自分で自分にプレッシャーを与えている訳ですから、わざわざ親が与える必要ないと思うのです。

まだまだ焦ってしまうことが多いようですが、以前よりは、落ち着いて自分のペースでテストやプリントができるようになってきたようです。

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おとうちゃんも実は「そわそわ」しちゃう方です。

ぼくも、結構そんなところがあって、それが遺伝してしまったのであれば、申し訳無いと思っています。

仕事でも、必要なものは先に用意して、蛇足と言っては失礼ですがそんなようなものは後回し。

あまりにも業務が多いと、ToDoリストを作って、その順番通りにやっていければそれで少しづつ落ち着いてきます。

こどもにToDoリスト作れなんて言っていたお父さんを見たことがあります。

(んなもんできるのか??)とそばで聞いていたのですが、それはうちだけですかね?

むすこは、字を書くのが億劫なのに出来る訳はありません。

ところが、この間机のホワイトボードにやることを適当に書いていました。

立派なToDoリストです。

え?4年生ってこんな知恵があるんだ?と感心してしまいまいした。

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まとめ

冒頭後者の「ギリギリで解決」するもう一つのタイプの人間(むすめ、妻)の事は、こんな性質なぼくなので、全く気持ちがわかりません。

たまに、忘れていたりしますし、「ギリギリ」なんてもうお腹が痛くなりそうでダメです。

嫌な事や、やらないといけない事は先にやっておかないと気が気ではありません。

そんな事は考えないのかな?と思ってしまいます。

むすこが、そんなタイプであったらきっとぼくは面倒を見ていないでしょう。

その証拠にむすめのことは、ほぼほぼほったらかしです。

分からない事だけ教えています。

でも、こんな両極端な人間の家族なので、なんとかバランスが取れているのかもしれないと思って付き合っています。

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